立憲民主党の支持率も下落傾向 代表選は6割以上が「関心なし」

岸田内閣の支持率が長期低迷しているからといって、野党の支持率があがっているのかといえば、そうでもない。8月のJNN世論調査では、自民党が先月の調査から3.0ポイント上昇しているのに対し、野党第一党である立憲民主党は先月から2.2ポイント支持率を落とし、野党第二党である日本維新の会も0.6ポイント落としている。

次の衆院選挙後の望ましい政権のあり方について聞いたところ、「自民党以外に政権交代をのぞむ」が「自公政権の継続をのぞむ」をかろうじて上回ってはいるものの拮抗している。

裏金事件をめぐる国会審議真っ只中だった5月の調査では、「政権交代をのぞむ」世論が48%で「自公政権継続をのぞむ」が34%だったことを考えると、政権交代を望む世論は萎みつつある。国民にとって、自公政権の継続はのぞましくはないが、立憲や維新など現在の野党を中心とする政権へのイメージが湧かないのかもしれない。

立憲民主党の泉代表の任期満了による代表選挙は、来月7日告示、23日に投開票で行われることが決定した。党の代表選挙の規則上、最長となる17日間で、自民党の総裁選と期日を近づけた。

世論調査ではこの代表選について、関心がない人が6割を越えているが、自民党と立憲民主党のどちらが政権を握るのがふさわしいのか、この選挙期間中、国民が政策論争をみる重要な機会となる。