南海トラフ地震の臨時情報が8日に発表されたことを受けて、長野県内の自治体も備えを進めました。

8日午後6時半ごろの飯田市役所。

日向灘を震源とする地震を受けて気象庁の評価検討会が臨時に開かれたことで、緊張感が高まりました。

検討会の結論は、「発生可能性が平常時より相対的に高まっている」とする「巨大地震注意」の臨時情報。

一夜明けて市は、幹部職員20人あまりを集め、非公開の臨時会議で対応を確認しました。

飯田市 高田修副市長:
「市民の皆さまには、冷静な対応を心がけていただいて、そのなかで日ごろの備えをもう一度確認していただくことをお願いしたい」

諏訪市では

女性:
「きのうからずっとニュースでやっているので、これは少し考えなければいけないなと」
学生:
「避難場所だけ家族で確認してます」
男性:
「(巨大地震が)発災したら安全な所にも行けないと思うので、うちの中で何とか対処できるような心構えだけは持っていたい」

諏訪市は8日、災害警戒本部を設置。

9日朝も地震が発生した場合の対応などを協議しました。

この中で、現状、15日の諏訪湖の花火大会は、予定通り開催することを確認したということです。

また、地震への備えについて市民向けのメッセージをホームページで公表。

ただ、伝え方には、悩んだようです。

広報担当者:
「防災無線になると緊急度が高い時に防災無線を流すものですので、(メッセージで)安心をしてもらうためということになると逆効果になることも懸念されるということでホームページでお知らせする」
「政府も言ってますが、あまり過度にあおったりしてはいけない。冷静な対応をと言ってますのでホームページで注意喚起をしていきたい」

伊那市でも9日朝、警戒本部を設置。

地震が発生した場合の市民への対応などを確認し、職員に対しては、休み中の行動は制約せず、有事への心構えをするよう呼びかけるとしています。

伊那市で行われたのは、ため池の緊急点検。

「六道堤(ろくどうつつみ)」は4万2000立方メートルの水をためることができます。

堤防が決壊すると1.5キロほど下流まで浸水のおそれがあることから、のり面に亀裂がないかどうかなどをチェックしました。

伊那市役所の担当者:
「点検の結果は普段通り異状なく地震がきても大丈夫と判断しています」

臨時情報を受けた公共施設の安全点検は県内各地で行われる予定です。