死者のほぼ100%が津波で命を落とす推計も

また津波による死者数は、積雪などで避難が遅れる「冬の深夜」の場合、全国で約20万人。これは避難生活などで亡くなる「震災関連死」も含めた数字ではありますが、東日本大震災の約10倍という、とてつもない被害が想定されているんです。
県内で見てみますと、死者数は約4万1000人で、東北地方の中で最も多いことになります。また、死者のほぼ100%が津波で命を落とすと考えられます。

日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震による被害想定

早期避難を徹底すれば、死者数を激減できる試算も

一方、こうした巨大地震が起きた場合でも、津波からの早期避難を徹底すれば、
津波による死者数を約4分の1にまで減らすことが出来るという試算があります。

日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震による被害想定