「テストステロン」は男性ホルモンの一種
西別府病院スポーツ医学センターの松田貴雄医師によると、テストステロンとは「男性ホルモンの一種」で、筋力増強やスタミナに影響することが多いというのはわかっています。
しかし、テストステロンが多いと必ず体が強くなるかというと、そうではないということで、値が高くても、筋力の増強に繋がらない人がいることも判明していますので、女性からすると、テストステロンが多いことで有利、とは言い切れないそうです。
男性のテストステロン値は、平均的に女性の20倍ぐらい多く、テストステロン値が男女の差ぐらいあったとすると、小学生と高校生が戦うぐらい危険なことにもなると言われます。安全性を考慮した場合に、どこでに公平性を持つべきかというのがIBA(国際ボクシング協会)の言い分です。
また、検査の詳細を公表するかしないかについては、IOC(国際オリンピック委員会)も全ての検査結果を公表しているわけではありません。なぜなら、各選手のプライバシーに関わるためです。