世界で議論が加速「ボクシング女子」性別と出場資格

 パリ五輪のボクシング66kg級では、アルジェリア代表のエイマヌン・ハリフ選手(25)は決勝に進出して、銀メダルか金メダルというところまで来ています。しかし2回戦でハリフ選手と対戦したイタリアのアンジェラ・カリニ選手が開始46秒で棄権。「パンチが重すぎる」というような発言も当初ありました。

 これに対してIBA(国際ボクシング協会)は、今回のオリンピックに出場しているエイマヌン・ハリフ選手と、台湾のリン・ユーティン選手(57kg級)の2人は、去年の世界選手権では、『検査でテストステロン値が高い』として、出場資格をはく奪されたと言った、これが議論のきっかけとなりました。

 ではテストステロンというのは、何のことでしょうか。