まずは「バター」を入手
まず、川並さんが仕入れにやってきたのは、JA阿蘇の乳製品加工場です。
川並さん「小国のジャージー牛乳からできたジャージー牛乳バターです」
小国町はジャージー牛の一大産地。味が濃く乳脂肪分が多いミルクから作ったバターを使うことが、川並さんの一番のこだわりです。
自宅に帰り、さっそく製造を始めました。
【製造1日目】

まずは大きな鍋に16キロ分のバターを入れ、弱火でゆっくり溶かしていきます。すると約6時間後…。
川並さん「バターミルクが上に上がってきている」

ギ―に使うのは、純度99.8%以上の「乳脂肪分」だけ。そのため、分離したタンパク質や糖分などの「バターミルク」を丁寧にすくって取り除きます。
【製造2日目】
翌日も弱火にかけ続け、純度を高めます。

川並さん「ちょっと甘い香りがしてきました」
――まだ完成ではない?
川並さん「まだまだです」
…と、ここで少し気分転換。川並さん、工房の外で三味線を弾き始めました。
川並さん「いい音を聞くと美味しくなるんじゃないかな?自分も気持ちが良くなるし」