ライフスタイルの変化などにより、静岡県内でも「空き家」が増えています。島田市では子どもたちが空き家を掃除して地域が抱える問題への理解を深めました。

「お邪魔します」
2024年8月2日、島田市の学童保育を利用する子どもたちが訪れたのは築50年を超えた「空き家」です。
子どもたちが取り組んだのは空き家の掃除。空き家は、放置すると建物の倒壊や害虫の発生など、さまざまなトラブルの原因になります。
空き家を実際に見て理解を深めてもらおうと、静岡市の企業などがイベントを企画しました。

「いける?すごいね」
子どもたちはまだ物が残っている部屋を片付け、ボランティアの人たちと協力しながら日用品や家具などを運び出しました。
<参加した児童>
「重かったけど、友達と力を合わせて運んだから軽くなった」
<参加した児童>
「きれいにして、すっきりした」
子どもたちからはユニークなアイデアも飛び出しました。
<児童>
Q.空き家をどうする?
「空き家を迷路にしたり、お化け屋敷とか。やっぱり空き家はなくしたいと思いました」

<空き家買取専科 三輪早苗さん>
「空き家って大人が考えるとマイナスなイメージを持ちやすいですが、子どもからすると宝探しの場であったりとか、ワクワクを感じてもらえたのはよかった」

子どもたちは現場で学んだことを家族にも共有したいと話していました。