優雅に瀬戸内海を楽しめます。広島・尾道市で来月から運航を始めるクルーズ船の内覧会が開かれました。


杉木 健那 記者
「クルーズ船が尾道水道を運航しています。船首デッキには大きなソファが設けられていて、とても開放的です。海風もとても気持ちいいです」


「おのみち海の駅」に登場したのは、全長およそ24メートルのクルーズ船「Ocean Point VII(オーシャンポイント・セブン)」です。


福山市の水産加工会社「オーシャンポイント」が企画し、新たに設立した会社「瀬戸内Joy cruise」が運航します。


瀬戸内Joy cruise 川崎 洋次郎 代表取締役
「特にこの瀬戸内海が大好きだということで、もっともっと知ってもらいたいというのが大きな目標ですね」

船尾にあるデッキも大人数で食事ができるテーブルが置けるほど、広く取られています。


テーブルの天板をはずすとジャグジーが現れました。瀬戸内の海をながめながら優雅なひと時を過ごすことができます。


船はイタリア製のサロンクルーザーで、2009年に作られたものです。


船内にはリビングのようにくつろげるスペースも取られています。


杉木 健那 記者
「船の1番下の階には宿泊室が設けられています。大きな窓もあって、海を間近で感じることができます」


宿泊室は全てに窓がついていて、トイレやシャワーなども完備されています。


定員11人のプランは、▽因島や鞆の浦まで行ける「4時間コース」が50万円から、▽愛媛県の大三島にも行ける「7時間コース」が80万円から利用できます。1泊2日の船上宿泊の場合は、定員7人で120万円からです。


いずれのプランも専属のシェフ付きで、地元の食材を使った料理が振る舞われます。


瀬戸内Joy cruise 川崎 洋次郎 代表取締役
「コロナ禍だからこそできることは、チャーターだと思うんですね。この船で瀬戸内海の見え方が違ってくると思いますので、ぜひともご利用いただければ」


クルーズ船は、来月から運航を始めます。出航は、尾道市浦崎町のほか、「おのみち海の駅」と「みはら海の駅」から利用できるということです。