広島市にある3つの医師会が、看護師確保の強化などを広島市と、市議会議長に要望しました。

要望書には、▽災害医療救護体制の構築や▽救急医療体制の支援など6つの項目があげられています。
その一つが、看護師確保の強化と看護学校への支援です。近年入学者の激減などを理由に、広島市医師会は、運営している看護専門学校を閉校する方針で、准看護科を2029年春に廃止し、その後、看護科も廃止します。
広島市医師会 山本匡会長「今現在、年間7千万くらい赤字が出ている。さらに学生が減ると、推計ですけど、1億くらい赤字が年間に出るんじゃないかと」

一方で、高齢化が進む中、看護師の確保は喫緊の課題だとして、医師会は、広島市に、独自の対策を求めています。また今後は、県内で唯一准看護師の養成ができることになる「安佐准看護学院」への財政支援も要望しています。