見る人によって感じるメッセージが変わるのが魅力…

バンクシーは、イギリスを拠点に世界中でストリートアートを展開していて作品のテーマは戦争や政治問題が中心です。

例えば、この作品。作品名は「フラワースロワー」。この絵は2003年、パレスチナ自治区の壁にバンクシーが書いたものです。

直訳すると花を投げる人ですが、別名「愛は空中に」としても知られています。

サロン・ド・ヴェール株式会社
行方憲一代表「戦争では何も解決しないから、愛を送りなさいということで、手榴弾を花束に変えて描いたメッセージの作品です」

そしてこちらは、「アイ・フォウト・ザ・ロウ」。

3人の男に取り押さえられている男の手には筆。そして壁にはその筆で書いたとみられる「アイ・フォウト・ザ・ロウアンド・アイ・ウォン」の文字。(法律と戦い、そして勝利した)

1981年に起きたアメリカのレーガン大統領暗殺未遂事件で犯人を取り押さえた瞬間を描いたとされています。

バンクシーの作品は見る人によって感じとるメッセージが変わってくるのが魅力の1つでもあります。