この「青青信号」を専門家に聞いてみると…
松山市内に残る「青青信号」について、交通工学が専門の、愛媛大学工学部都市計画研究室・坪田隆宏准教授に話を伺いました。

まず、この交差点と信号制御については、神戸市で事故が起こった交差点と比べて、交差点の形自体は異なるものの信号制御は似ているとしたうえで、「そんなに危なくないのかなっていう印象は、正直思っています」とのこと。
――意外な回答でしたが、この「危なくない印象」というのは、右折しようとした際、矢印信号の左折車はほぼ直進に近い方向から来ることから、様子が見えやすいため、とのことでした。
ただ、この交差点の複雑性を知らないドライバーもいるため、過去にこの交差点でどの程度事故が発生しているかを確認すべき、との意見でした。
そして、もし仮に「青青信号」を解消するなら、例えば、青色の矢印看板の「指定方向外進行禁止」で直角方向の右折を禁止にしたうえで、この交差点の形状を熟知している路線バスには直角方向の右折を許可するなどの運用が考えられるとのことでした。
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