保護司制度の理念とは…、あの歌手も保護司だった

保護司法ができたのは1950年ですので、70年以上の歴史があり条文には、「社会奉仕の精神をもって更生を助ける」などと書いてあります。罪を償った人たちを社会の一員に戻すため地域全体で保護しようという理念があります。ちなみに、シンガーソングライターのさとう宗幸さんも、1986年、保護司に委嘱され、現在も保護司として犯罪抑止の活動などに参加しているということです。

社会奉仕の精神で成り立っているとのことですが、犯罪を犯した人を民間ボランティアが支える仕組みは世界的にもまれだということです。

法務省によりますと保護司は現在、全国におよそ4万7000人いますが、高齢化も進んでいて、60歳以上が全体の8割を占めているといいます。宮城県内では、およそ740人が17ブロックの地域にいるということです。

高齢化や滋賀で起きた殺人事件を受け、政府も対策に乗り出す方針です。