旬のカキやタコなど宮城県気仙沼の海産物や漁業の魅力を発信しました。気仙沼の若手漁師が東京でトークショーを行い、消費者と交流を深めました。

トークショーが行われたのは、東京都中野区の鮮魚店です。

このイベントは、宮城県の気仙沼で漁業の担い手確保などに取り組む団体が企画したもので、若手漁師6人が参加しました。
まずは、それぞれが感じている漁業の魅力をPRしました。

漁師:
「(大学を)中退して漁師になって良かったと思っている。それほど、漁師は魅力的で取った魚はおいしいし、朝日もきれいだし、幸福度は高い」

参加した漁師の一人、甲斐景都さんは、ワカメやホヤなどを生産する2年目の漁師です。

漁師 甲斐景都さん:
「宮崎から岩手大学に行って、卒業してから漁師になった。名刺です。裏にインスタグラムが書いてあります。情報発信しています」

この日は、気仙沼産の新鮮な魚介類が用意され、さばき方や調理方法を紹介しました。

続いて登場したのは大きなタコ。豪快なゆでダコの実演に訪れた人も興味深々です。

漁師:
「ゆでるときにお茶でゆでたりもする。発色が良くなる」

直接、顔を合わせることは少ない生産者と消費者。
イベントを通して交流したことで、お互いに対する理解が深まったようです。

訪れた人:
「親方が年配なので、若い漁師が仕事をできるようにならないとだめというのは切実だなと思った」

漁師 佐藤優太さん:
「普段こういう風に消費者と関わることがあまりないので、とてもいい経験になった。いつもおいしい魚ありがとうという言葉も聞けたので、これからも頑張ろうという気持ちになった」

2年目の漁師の甲斐さんも買い物客にうれしい言葉をかけてもらったようです。

漁師 甲斐景都さん:
「外洋のホヤなので肉厚でおいしいと思います。自信があります。ありがとうございました」

漁師・甲斐景都さん:
「うれしー。好きだってホヤ。こういう人がいるんですよね。自信をもって売りたいからこそ、より良いものをこれからも作っていきたい」

若手漁師が遠く離れた東京に気仙沼の魅力を届けました。