保護司は「民間ボランティア」だった
「保護司」は、犯罪や非行をした人の立ち直りを支える「民間のボランティア」と位置付けられています。このため、活動そのものは原則、無報酬です。

保護司は、法務大臣から委嘱されて活動しています。もともとの職業は、会社員や公務員、自営業など様々ですが、現役の保護司の方からの推薦で委嘱されるケースが多いということです。

保護司の主な活動を整理すると、大きな役割が「保護観察」です。裁判で保護観察処分となった対象者と月に2回程度、自宅に招くなどして面談を行い毎月、保護観察所に報告書を提出します。
次に「生活環境調整」です。矯正施設に収容されている人が釈放されたときに住む場所や就職先等の調整を行うなど受け入れ態勢を整えます。未成年の立ち直りを支援する保護司も少なくありません。