20年以上にわたって世界遺産の登録を目指してきた『佐渡島の金山』。
みんなこの日を待ちわびていました。

【佐渡を世界遺産にする会 中野洸会長】
「28年間の間にいろんなことがありました。だけどもう決定の瞬間にそれらのことはすべて忘れたといっても過言じゃないくらい本当にそれぐらいの大きなよろこびでした」

【佐渡市民】
「佐渡はこれで生き返りました!ありがとうございました!」
「時間がかかりましたけどきょうの場で登録と決まったので非常にうれしく思います」
「うれしいです。みんなが言いますね『長かったね』って」

おじの本間寅雄さんが、長年にわたり世界遺産の登録を目指して活動してきたという山本ひとみさん(65歳)は、登録が決まった瞬間、涙を浮かべていました。
寅雄さんは、志半ばにして2006年に79歳で亡くなっています。

「うれしいだけです。この日を待っていた、この時を待っていた…」
「おじは、相川をすごく愛した人だった、何とか世界遺産にしたいって思いがあったのに、私は知らなくて『ならないよね』ってひどいことを言っちゃった」

その一言を悔やんだひとみさんは、おじの遺志を継ぎ、世界遺産の登録を目指して自らも活動に加わるようになりました。

「本当によかったな、おじちゃん。やったよ世界遺産になったよって」