「予定より早く佐渡島が世界遺産に?」記者の緊迫をよそに…議長は日本など数か国を飛ばして進行
実は事前に発表されていた27日の審議スケジュールでは、このエチオピアの後に日本の「佐渡島の金山」の審議が予定されていました。
「もしかしたら、予定よりも早く佐渡島が世界遺産になるかもしれない」
…速報などの対応も必要なので、ちょっと緊迫した感じになったのですが、インドの議長は日本とその後に予定していた数か国の審議を飛ばして、さらに進行していきます。

南アフリカの文化遺産「現生人類の出現:南アフリカの更新世の居住遺跡群」。南アフリカの西ケープ州とクワズールーナタール州の3つの考古遺跡から構成され、16万2千年前にまで遡る現生人類に関する、最も多様で最も保存状態の良い記録を残しているとされ、世界遺産になりました。

ブルキナファッソの文化遺産「ティエベレ王宮」。16世紀に建てられた土造りの建築物群で、当時の社会組織と文化的価値観を反映しているとされ、世界遺産に登録。
…ここまでで26日の審議は終了。全部で11の世界遺産が新たに誕生しました。
そしてインドの議長は「明日は日本の佐渡島の審議から始めます」とアナウンス。
注目の佐渡島の審議、その様子は、次回のリポートでお伝えします。
執筆者:TBSテレビ「世界遺産」プロデューサー 堤 慶太