低気圧や前線に加えて上空の寒気の影響で、広い範囲で大気の状態が非常に不安定となる見込みで、雷を伴った激しい雨が降って大雨となる所がある見込みです。気象庁は北日本から西日本では19日にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼び掛けています。
気象庁によりますと、前線を伴った低気圧が18日の夜にかけて北海道付近を通過するほか、別の低気圧が東北地方に進むとしています。
前線が19日の朝までに北日本から西日本を通過する見込みで、20日にかけて本州の南岸付近に停滞する見込みです。また、前線の通過後は北日本から西日本には上空に寒気が流れ込むとしています。
前線や低気圧に向かう暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴う激しい雨が降って大雨となる所がある見込みで、気象庁は北日本から西日本では19日にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、北陸地方では18日は、土砂災害に警戒を呼び掛けています。
また19日にかけて、北日本から西日本では落雷や竜巻などの激しい突風、ひょう、短時間に降る強い雨に注意が必要です。20日は本州南岸に停滞する前線の影響で、大気の状態が不安定となる可能性があり、伊豆諸島と九州南部では、落雷や突風、急な強い雨に注意が必要です。
北海道では20日にかけて寒気が流れ込むことから、気象庁は標高の高い地域を中心に雪が降り、平地でも積雪状態となる所があることに留意してほしいとしています。
今後の雨のシミュレーションを見ると、18日は東北の日本海側や北陸を中心に雨が強まりそうです。また北海道から九州まで広い範囲で雨となる所があるでしょう。19日から20日にかけては関東甲信や東海など太平洋側で雨の時間帯がありそうです。
その後は日本の南から東シナ海にかけて前線が停滞する見込みで、気象庁は21日から23日ごろにかけては伊豆諸島と沖縄・奄美を中心に大雨となり、警報級の大雨の恐れもあるとしています。22日は関東甲信など太平洋側で雨の所がある見込みです。
今後の気象情報に注意してお過ごしください。