ドジャースがリーグ優勝決定シリーズ第4戦(日本時間18日)でブルワーズを5対1で下し、無傷の4連勝で2年連続のワールドシリーズ進出を果たした。
大谷翔平(31)が自身プレーオフ(PO)2度目の“二刀流”登板に臨み、復帰後最長の6回0/3(100球)を投げ、2安打無失点、10Kの快投でPO2勝目を飾った。打者としては、1回、4回、7回に衝撃の特大弾を3発放った。本拠地スタジアムは“大谷劇場”に大歓声が鳴り止まず。
“異次元”の活躍をみせた大谷は同シリーズのMVPを獲得。受賞のインビューで大谷は「最高の気分で声援が力になりましたし、本当にみんなを代表してこれ(MVP)をもらってると思ってるので、本当にあと4つ全力で勝ちにいきたいなと思います」とコメントし、勢いそのままにワールドシリーズ連覇を見据えた。
さらに「全員で勝ち切ったものだと思うので、皆さん、今日は美味しいお酒を飲んでください」と沸かせ、リーグVの喜びをかみしめた。
シャンパンファイトでは、指揮官のD.ロバーツ監督(53)が冒頭のあいさつで大谷の投打の活躍を称え「ショウヘイ、Congratulations!(おめでとう!)」とチームメイトとともに祝福。そして今季は西地区優勝、ワイルドカードシリーズ、地区シリーズに続く、4度目のシャンパンファイトでナインが盛り上がった。
大谷は投手復帰後、最長イニング、最多の10奪三振でPO2勝目をつかんだ。打者としては、1試合3ホーマーは「50本塁打-50盗塁」を達成した伝説のマーリンズ戦(2024年9月20日)以来、自身2度目の快挙。前回はマイアミでの達成だったが、2度目は本拠地で、さらには“二刀流試合”で成し遂げ、昨年同様、歴史的な試合となった。
ワールドシリーズは25日から行われ、ア・リーグVを争っているマリナーズとブルージェイズの勝者と対戦する。