“超デリケート”な稚魚を飼育せよ!水族館の挑戦
河村庸市キャスター(2019年取材映像)
「こちら直径12mの大きな水槽で泳ぐクロマグロの稚魚なんですが、非常にデリケートなため、飼育には苦戦しているということです」

この時、水族館に搬入されたのは稚魚約3000匹ですが、到着したあとに死んでしまう魚が相次ぎます。5日後には、わずか13匹にまで減っていました。
水槽の水流が強く、エサが流されたことで稚魚が食べられなかったことが大きな要因の一つと見られています。

県営浅虫水族館飼育展示部 櫛引俊彦部長
「水流を完全にとめた状態で飼育しています。水流をとめたおかげでエサが自然な形で沈んでいくので、マグロも(エサに)気が付きやすくなったみたいで、エサに群がって食べるようになりましたので、それでよくなっている気がします」
そして、最後に残った1匹は体長25cmあまりまで成長しましたが、搬入から53日後に死んでいるのが見つかりました…。
