「栄養バランスを摂ろうと思うと高くなっちゃう、1人1000円では足りない」

【座談会のメモ】夏休みは食費が高い!
小学2年の子の母「食事をどうしようって悩んで…」「スーパーはしごしていました、ここ高いからやっぱりやめておこう、次のところ行こうとか…」
小学2年の子の別の母「分かります。ちょっと遠いスーパーに自転車で頑張って行って、まとめ買い」
小学1年と3歳の子の母「戦いですよね」「ここ最近普通に買い物行っても、1回で3000円アップしているので、それが夏休みで更に上がるのかと思うと怖いです…」

給食がないため、うちでは昼ご飯、学童保育にもお弁当が毎日必要で、物価高騰が止まらない中、家計には負担だという。

さらに栄養学を研究する新潟県立大学の村山伸子教授は、夏休みは世帯収入によって、子どもがとれる栄養にも格差がうまれると指摘する。

村山教授「学校給食がない日の食事は(低所得世帯の場合)3食主食だけ。インスタント麺、菓子パン。それが3食、あるいは2食、そういう食事パターン」

村山教授が小学校19校の924人に行った調査では収入が比較的低い世帯は、そうでない世帯に比べ夏休み中はタンパク質やビタミン・ミネラルの摂取量が少なく、反対に炭水化物が増えるという結果に。

村山教授「栄養バランスを摂ろうと思うと高くなっちゃう、買わなきゃいけない食品が多くて1人1000円では足りない。子ども食堂など夏休み重点型の居場所があると良い」