■日本公演の幕が上がる



そして、始まった日本公演。いよいよ幕が上がりました。

今回、特別に公演されたのが、寺田さんが振り付けた「ひまわり」です。「ひまわり」は、ウクライナの国花で平和と復興への願いが込められています。

公演後には大きな拍手が送られました。


観客
「レベルの高さ。本当に素晴らしいバレエの公演だった」

観客
「いろんな気持ちがこみあげてきて最後泣いてしまった」

キエフ・バレエ副芸術監督 寺田宜弘さん
「私はきっと戦争が終わる日がくると思います。そして新しい時代、新しい芸術、新しいバレエ団として素晴らしい時代を迎えることができると信じています」

日本公演が終わって、それぞれが避難場所などへ戻り、再び離ればなれになったバレエ団。いつかまた、ウクライナで一緒に舞台に立てる日を願っています。