奈良時代に建立された仙台市の陸奥国分寺跡の発掘調査で、寺院の土地の北側から塀の基礎などが新たに見つかり、寺の土地の南北の長さがおよそ270メートルであることが分かりました。

阿部航介記者:
「今回の調査で発見されたのは、黄色く盛り上がった、塀の基礎の部分です」

薬師堂で知られる仙台市若林区の陸奥国分寺。8世紀中ごろに建立されたこの寺院の土地は、これまでの調査で東西の長さは240メートルほどと判明していましたが北側にどれだけ広がっていたのかがわからず、南北の長さが不明となっていました。

今回の発掘調査で、土地の北側におよそ30メートルの粘土質の土を押し固めて作った「塀の基礎」が見つかりました。この「塀の基礎」が北端となり寺の土地が南北の長さがおよそ270メートルある「縦長」だったことがわかりました。

仙台市教委文化財課 長島栄一さん:
「陸奥国分寺は、南側の半分のみ第一次整備として整備した。今回北端が出てきたのは、将来的な整備に向けての重要な課題を一つクリアしたことになる」

仙台市は27日に発掘調査の現場で希望者向けの見学会を開くことにしています。