23日も全国各地で猛暑日となり、千葉では40度に迫る暑さとなりました。23日夜、花火大会が行われる東京・葛飾区の河川敷には、あの手この手で暑さ対策をする人たちの姿がありました。
“体温超え”危険な暑さ 天気急変「雷雨」に注意

南波雅俊キャスター:
全国では、今年最高の気温となったところが183地点、30度以上の真夏日は790地点、35度以上の猛暑日は253地点でした。23日も暑かったですね。
気象予報士 広瀬駿さん:
外を歩いていると心がバキバキに折れそうな猛烈な暑さでした。一番高かったのが、千葉・市原市の牛久で39度でした。連日39、40度という数字で見慣れてしまっていますが、昔とは段違いの暑さになっていると思います。

この暑さには発達しながら沖縄県に接近して台風3号も影響しています。台風という上昇気流が生まれるところが強まり、周りの高気圧の周辺の下降気流を強めるので、太平洋高気圧が強まって猛烈な暑さとなっています。
ただ、この条件でこれほどの暑さになるというのはおかしな状況なので、地球温暖化の影響は無視できないと思います。
井上貴博キャスター:
構図は昔も同じだったのに、暑さがより…ということですよね。
広瀬駿さん:
一つでも条件が出ると記録を更新するような現代になっているかと思います。

猛暑と雷雨・夕立はセットなので、雷にも注意が必要です。雷にも色々な種類があるのですが、夕立の場合は“熱雷”といいます。
23日午後4時40分時点の関東北部で、雷が多数発生している状況です。23日夜も局地的な大雨や雷雨となるおそれがあります。空模様の変化に注意してください。
ホラン千秋キャスター:
この夏、あと何回「暑い」というのか、「暑い」以外のボキャブラリーが欲しいくらい…不快さを何と言えば良いのでしょうか。息苦しさを表す言葉が見つかりません。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
私もついに今年は日傘とハンディーファンを買いました。
今朝、走って自宅に戻ると体重が1.5キロぐらい落ちていました。走りながら水を飲んでいても、これだけ体重が落ちているので、暑さ対策は、できるだけのことをやった方が良いと思います。
両手に保冷剤を握って通勤しているサラリーマンを見かけましたが、保冷剤を握るというのはマラソン選手もやっている方法なので、すごく良いと思います。そういった工夫をやってほしいです。