将棋名人を目指しながら29歳の若さで亡くなった、村山聖九段をたたえる将棋大会が、3年ぶりに出身地の府中町で開かれました。
開会式では、大会に参加経験があり、去年、プロデビューした広島市出身の大島綾華女流初段に、お祝いの花束が贈られました。
大島綾華女流初段
「大会はライバルが多いので、ライバルと競って一生懸命頑張ってほしい」

トーナメント戦の大会には、小学生から高校生までおよそ130人が参加し、真剣勝負を繰り広げていました。コロナ禍で去年、おととしと大会は実施されず、3年ぶりの開催です。
小学6年生
「人もいっぱいいて、みんなで指せて楽しい」
村山九段の父親、村山伸一さん
「(開催の)連絡があって、うれしい限り。聖も笑っているだろう。喜んでいると思う」

優勝したのは、東原中学校2年の山本和遼さんで、「将棋怪童」の称号を勝ち取りました。