―――体操女子日本代表の5人は全員が10代で、さらにオリンピック初出場。団体戦が4人になると不利になるのでしょうか?
「予選は、5人のうち4人がやって、3人の合計点なんです。5人いるということで、選手はそれぞれ得意な種目に出て行き、得意じゃない種目では休んだりと。宮田選手は得意な種目がたくさんあるので、予選のときにたくさん出るはずでしたが、それがなくなってしまう。そして決勝になると、3人がやって3人の合計点なので点数の取れる選手が3人出るんですが、一番取れる選手が出なくなるということは、全体的な点数が下がります」
―――メダル獲得への影響が非常に大きいということでしょうか?
「そうですね、日本全体の点数が下がってしまうので。やはり確実に点数を取れる選手が出なくなるので、予選もそうですが、決勝も特に点数が減ってしまうっていうことなんですよね」
―――宮田選手は現在19歳で、4年後の次のオリンピックでは23歳です。23歳という年齢は体操選手からするとどうなのでしょうか?
「やはり10代の若い選手の方が有利なのは有利ですね。年齢的にピークが女子は早いので、10代の選手が固まったのはそういうことなんですよ。男子の場合は20歳すぎぐらいからピークが来るんですけど、女子の場合はピークが10代なので、そこから伸びるのはなかなか難しいんですね。20歳をすぎると、ピークが下がってくるか、抑えて何とか状態をキープするというところになってくるので、23歳ではちょっと不利にはなってきますね」