警戒心が強い成犬の引き取り手はなかなか決まらず
6月23日、和歌山市動物愛護管理センターでは、野犬などの新たな飼い主を見つけようと犬や猫の譲渡会が開かれていました。
(訪れた人)「かわいいな」
(職員)「野犬の子どもでして」
(訪れた人)「何歳くらい?」
(職員)「まだ数か月」
和歌山市は月に2回譲渡会を行っていて、この日は、パトロールで保護した子犬1匹に新たな飼い主が決まりました。しかし、成犬になった野犬は人への警戒心が強く、今年度、市の譲渡会で引き取り手が決まった野犬は、子犬が6匹なのに対し、成犬はまだ1頭だといいます。
(北辰悟センター長)「なかなか成犬が決まりにくいというのが現状。(問題解決には)飼ったからには責任をもって最後まで飼っていただくと、これが一番大事だなと」
人間が無責任に捨てたことが始まりとされる野犬。けが人が出る前に、少しでも減らす方法はないのでしょうか?