■萩生田氏が旧統一教会の若者らに講演 その記録を独自入手



八王子の教会を頻繁に訪れていたという元信者の証言に対し、萩生田氏は否定した。

自民党 萩生田光一 政調会長
「2009年から12年の間に、毎月2回教会を訪れて私が講演をしたり、青年部の皆さんに説教していたと書いてあるんですけど、こういう事実は全くありません」

報道特集は、2009年から2012年の間に、萩生田議員が旧統一教会の青年部の若者らを相手に、講演を行っていたという記録を入手した。これは旧統一教会から青年部の若手信者らに送られたメールだ。送信の日付けは2011年5月20日。


青年指導者フォーラムのメール
「第7回目は政界より萩生田光一氏(前衆議院議員、前文部科学大臣政務官)をお招きし、講演をいただきます」

青年指導者フォーラムとは何か。旧統一教会の田中富広会長が当時事務局長をつとめていた平和大使協議会のホームページにはこう書かれている。

平和大使協議会のホームページ
「各界の専門分野で活躍される平和大使の皆さまを講師陣として迎え」



萩生田議員は、平和大使としてフォーラムに招かれたのだろうか?信者に送信されたメールには、翌日開催される講演会の案内も添付されていた。

講演会の案内日時:5月21日
テーマ:良き国造りは人づくりから・日本再生を目指して!
講師:萩生田光一氏

さらに、この日のフォーラムについて記された平和大使協議会のブログがネット上に残されていた。参加者の集合写真には第7回青年指導者フォーラムとある。前議員として名前は記されていないが、写真には萩生田氏とみられる男性の姿が。



ーー旧統一教会の主催といえる?

メールを提供した元信者
「間違いない。田中富広会長自身も関連団体で事務局長やってましたので」

ーー若い人たちは信者?

メールを提供した元信者
「基本的にはほとんど信者です。(平和大使協議会は)各界の有識者を集めて、理念に賛同された方を平和大使として任命する活動をしている」