■「国際勝共連合の若い男性と女性が選挙事務所に常駐」

旧統一教会の元信者が、萩生田氏の選挙の際に支援活動をしていたと証言した。
旧統一教会の元信者
「主に私は電話がけと決起大会とかのスタッフで、誘導したり案内したりとか。ウグイス嬢とかも教会員がやっていました。(選挙の)ポスターを貼る、はがすのは青年部の男性の仕事」
さらに選挙支援については、萩生田氏の選挙事務所に出入りしていた人物にも聞いた。
萩生田氏の選挙事務所に出入りしていた人物
「2012年の衆議院選のときに、旧統一教会の関連団体『国際勝共連合』に所属する50代くらいの男性が手伝いに来ていました。2014年の選挙でも、国際勝共連合の若い男性と女性が萩生田氏の事務所に常駐していました」
自民党 萩生田光一 政調会長
「(元信者の選挙応援は)全く承知していませんし、私からそういうお願いをしたこともございません」
ーーこれから旧統一教会系の団体とはどのような関係を?
自民党 萩生田光一 政調会長
「(世界平和)女性連合というボランティア団体を通じてのご縁でありましたけれども、私自身は旧統一教会のかつての社会的な問題については、いまそういうことがないという認識をしていた。未だいろんなことで苦しんでいらっしゃる方がいらっしゃる。このことには、少し思いが足りなかったと反省をしております。ここは活動は一線を画してですね、政調会長ですから、宗教法人のあり方ですとか、こういったもの、政府でも動きがあると思いますので、連携をしながらしっかり見守っていきたい」
ーー二度と関係は築かない?
自民党 萩生田光一 政調会長
「はい。適切な対応をしていきたいと思います」
さらに詳しい説明を得るべく、萩生田氏の事務所に取材を申し込んだが、回答は得られなかった。また旧統一教会は取材に対し「組織的に特定政党、政治家、候補者の応援および関与することはございません」と回答した。有田芳生氏は教団と政治家との関係の有無ではなく、濃さに注目すべきだと話す。
ジャーナリスト 有田芳生 氏
「旧統一教会の問題というのは、祝電を打つレベルから、集会に出て積極的に応援をするレベルから、濃淡があるというのは、それはその通りであって日本の政治に統一教会が関わることを良しとするような人たちもこれまでずっといた。そういう人たちがどこまで今、日本の政治家の中にいるのかどうかというところを、これから掘り下げていかなければいけないと思うんですよね」
(報道特集8月20日放送)
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