■取り組みを強化 半日前の予測情報スタートも…
気象庁は、今年度から観測や予測の精度を上げるための取り組みを強化。大学や研究機関と連携して技術開発や研究を進めています。

この夏からは半日前からの「予測情報」の提供をスタートさせました。

ただ、現状では予測の「的中率」は4回に1回程度。また、予測情報を出していないのに、実際に線状降水帯が発生してしまう「見逃し」も3回に2回程度あります。

今月はじめ、日本海側に大きな被害をもたらした線状降水帯も、事前に予測情報は発表されませんでした。

―気象庁気象研究所 加藤 輝之 博士
「 海上で次から次へと発生する。そこに地形もなにもない。どうしてそこで発生するのか前線があっても前線のどこで発生するのか」
「発生しやすい条件、必要条件はある程度分かっているけれども、何が重要で、さらに積乱雲が 次から次へと発生するが、それがいったい何が決め手なのか、まだ十分わかっていない」
