「声」の権利 街の人はどう思う?

15歳
「それで悪用とかがされなければ(声に)著作権をつけるのは良いと思う」

20歳
「ダメとまでしなくて良いんじゃないかな。TikTokとかで使うぶんには良いと思うが、犯罪とかになったらそういう時はダメみたいな」

19歳
「歌のモノマネとかよく見るので、それがダメだよと言われたら悲しい気持ちになる」

19歳
「(声の権利化に)どちらかと言うと反対。クリエイティブの世界は自由が尊重されるような権力みたいなものが入っていくのはあまり好きじゃないなと思う」

藤森キャスター:
「一般の人の声の権利」について、田邉弁護士は「一般人でも容貌等について肖像権は保護されている。それと同じように声も保護されるようになっていくべき」としています。
 
小川キャスター:
コミュニケーションの在り方自体も変わっていくという事なのでしょうか?

宮田教授:
今までよりも本人を特定できるような情報技術は上がってきているので、それを活用しながら可能性を広げるとともにプライバシーもしっかり保護していく。このバランスが必要になると思います。

小川キャスター:
結局は対面が一番安心というようなアナログ回帰も起きてきそうなような気もします。

宮田教授:
例えば、Zoom会議でも自分の姿を出さなくてはいけない場面があるんですが、認証したものとアバターを出せば本人ですよとか、そういう信頼の作り方も出てくると思うので、いろいろな試行錯誤が一気にこれから始まるんじゃないかと思います。

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<プロフィール>
宮田裕章さん
データサイエンティスト
慶応大学医学部教授
科学を駆使して社会変革に挑む