飛込界ホープの練習風景をのぞき見!
スクールの周辺で2人の姿を探していると…ランニングしている玉井選手と荒井選手を発見しました。
(馬淵優佳さん)「玉井選手は走り終わって、ストレッチを始めていますね。飛込では『えび型』という技があって、高得点になる。なるべく柔軟性を高めておかないと空中でそれができないんです。なので柔軟性を高めることがめっちゃ大事になります。めっちゃ痛いんですよ、ストレッチでコーチに乗られるの」
飛込選手にとって柔軟と体幹は命。30分以上かけてトレーニングします。
続いて、馬淵さんは荒井選手を探してプールに向かいます。
(馬淵優佳さん)「いました。歩きながらやるウォーミングアップをしていますね。歩きながらいろんな刺激を入れて細かい筋肉を起こすウォーミングアップです」
ウォーミングアップになんと2時間。ドイツやスウェーデンの体操選手たちがアクロバティックな演技を水に飛び込んで練習したことから発展した飛込競技。体操の要素を多く含み、ほとんどが陸上でトレーニングを行います。
そして、2人ともプールで練習開始。一歩間違えばケガにつながる飛込練習。緊張が走ります。
(馬淵優佳さん)「女子は5本飛んで、男子は6本飛ぶんです。1つの試合で同じ技を飛んだらダメなんですよ。選手たちは全ての飛び方を習得しないと試合で戦えないです。飛込は2秒で終わる競技なんですけど、実際はめっちゃ長いんですよ。国際大会だと40人、50人が出場される。なので50分に1本しか飛べないです。5時間かかるような試合もあるので、精神力が必要になってくる競技です」
一度の練習で飛び込む回数は50回以上。体にも大きな負担がかかります。