江戸時代の石碑に”穀物を蓄えよ”

実は福岡県内で最も多い7基が確認されているうきは市。中には江戸時代に発生した災害を記したものもありました。

井浦憲剛さん
「『儲』『穀』と書かれていますけど、穀物を蓄えるという記念碑です」
1720年に発生した土砂災害を記録した自然災害伝承碑には、被害状況だけでなく災害時には米など食糧の備蓄が必要だというメッセージが残されていました。
こうした石碑は全国でも珍しいと井浦さんは分析しています。

井浦憲剛さん
「今でも3日分の食糧を備蓄することが必要だと言いますが、江戸時代から災害に対しては穀物を蓄えておくことが必要だと。私もいろいろ記念碑を調べていますが、江戸時代に穀物を蓄えていたという記念碑は全国的にもほとんどないのではないか」