常温保存でき自宅で凍らせるアイスが好評 猛暑に強い桃の新品種も
井上キャスター:
これだけ暑いと今までの常識が通用せず、商品開発のうえでも工夫を凝らさないと売れないということになってくるなか、各メーカーはいろいろとアイデアを絞っています。

自宅で凍らせるアイスというものが出始めました。常温保存できるので冷凍庫のスペースを気にせず、食べたい時に凍らせて食べることができます。
たとえば、友桝飲料の「凍らせる果実アイス」(税込143円)の担当者いわく「3月に発売したばかりですが、問い合わせが殺到しています」とのことです。常温のまま置いておいて、食べたい時に凍らせる。もっといえば、冷蔵庫に入れて、ジュースのような形で飲むこともできるのだろうと思います。
また、谷尾食糧工業の「おうちで凍らせて食べる甘酒アイス」(税込370円)の担当者は「自宅に持ち帰る際に溶けることを心配しなくていいと人気です」と話していました。

そして、猛暑に強くなるよう、品種改良もさまざまな農家で行われています。「ゆめとうか」という新品種の桃は、山梨のJAが開発育成を行いました。出荷開始は2022年と、新しい桃です。
特徴としては、▼暑さに強く、肉質がかためで日持ちする。▼かたい桃だが、非常にジューシー。▼糖度平均14度と、非常に高く人気だということです。
かたいと何がいいのかというと、鶴田農園の齋藤さんによれば「桃は輸送する時に暑さで傷んでしまうことが多いが、この新品種はその心配がないので安心」とのことでした。
ホランキャスター:
野菜やフルーツだと、6月までは常温で発送するような企業も多いと思いますが、2024年は6月でも30度を超える日が多かったです。企業としても、暑さに柔軟に対応していくことが重要になってきますよね。
オンライン直売所「食べチョク」代表 秋元里奈さん:
それこそ、もう5月ぐらいからクール便に切り替える農家さんもすごく増えており、対応が前倒しされています。こういった桃のような品種改良も進んでいて、暑さにどう対策するかがホットなトピックになっています。
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<プロフィール>
秋元里奈さん
オンライン直売所「食べチョク」代表 33歳
神奈川の農家に生まれる














