暑すぎる日が続き、「四季」が揺らいでいると感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。日本の季節は「五つに増えた」として、戦略を見直すアパレルメーカーも出てきました。
夏を「初夏・盛夏」と「猛暑」に分け2か月延長 四季から“五季”に
井上貴博キャスター:
一昔前までは、夏といえば7月から9月ぐらいのものでしたが、今や6月から10月ぐらいまで暑さが残るということで、メーカー側も大変です。

アパレルメーカーの三陽商会では、「四季」から「五季」に考え方を変えています。これまでは春夏秋冬を3か月で区切ってましたが、2024年からは春と秋を1か月ずつ減らし、夏を5か月にして「初夏・盛夏」(5~7月)と「猛暑」(8~9月)の2つに分けました。
通常は8月に秋物に切り替えて販売していましたが、2023年は猛暑で夏物を売るチャンスを逃し、8~9月の売り上げが目標を下回ってしまったといいます。そこで考え方を変え、夏物の販売時期を、今までの3か月から5か月に拡大したというわけです。
他のメーカーではもっと思い切って「二季」にし、夏物と冬物だけで年間回そうという戦略を練るところも出てきているようです。