入学希望殺到…中学部の区域外募集一時停止

こうした中、新たな課題も浮上しています。学びの多様化学校は、廃校になった小学校の校舎を活用。入学希望者が予想以上に多く、新たに受け入れるための教室のスペースが手狭になっているといいます。

このため、随時募集していた区域外就学者(町外に居住しながら通学する者)の「中学部」の新規受け入れについては一時停止に。今年秋に説明会を開催し、受け入れ可能人数に応じて、来年度からの新規入学者の募集を行うということです。

玖珠町では手ごたえを感じながらも、すべてのニーズに応えるためにはまだまだ課題は山積していると分析します。

玖珠町教育委員会 梶原敏明教育長:
「やっぱり作って良かったな、設置して良かったなというのが本音です。課題は校舎のスペースの問題や町外から来られる方の住む家など、そういうものも議題にあげて今から具体的な対策を協議したい」

「みんなが主役の学校」の歴史は始まったばかり。子どもたちのスクールバスを毎日、先生が見送るのも日常の光景です。