これから夏本番を迎える北海道内。そんな中、特に注意したいのが、お弁当などでの「食中毒」です。9日は、その注意点などを「もうひとホリ」します。
まずは、街の皆さんに、おにぎりをつくった時、すぐにラップなどで包むかどうかを聞いてみました。
30代女性
「(ラップを)はがすのも面倒なので、そのまま放置しちゃうかも…そのまま、お弁当箱に入れて持ってっちゃう」
30代女性
「(そのまま)入れてます。むしろ入れてます!そのままピッピッってやって…(ラップの中に)水滴つきますよね、あまり、見て見ぬふりしてました」

皆さん「やってしまっていた」という人が多かったんですが、実はこれ、気を付けないと、これからの季節『食中毒のリスク』を高めてしまうかも知れないんです。
北海道立衛生研究所 大野祐太(おおの・ゆうた)さん
「(ラップで)手に付いていたもの(菌)をおにぎりにつけないっていう対策はとられているんですけども、それで安心してしまうと危ないです」
そう話すのは、道立衛生研究所の大野祐太(おおの・ゆうた)さん。どんな部分に”食中毒のリスク”が潜んでいるのか、伺いました。

道立衛生研究所 大野祐太(おおの・ゆうた)さん
「(ごはんを)ラップでくるむことで、中の熱が逃げにくい。あとは、湿度も水蒸気が(ラップの)中で結露してビチャビチャになってしまうおそれがある。湿度に関してはビチャビチャのまま食品を保存しておくと、たとえ気温が低くても菌が増えてしまう」