2030年の承認申請を目指す

今後「人工赤血球」は実用化を目指し、臨床試験に入ります。
2025年度から本格的に開始され、実際に人に投与して安全性・効果を確認。その後、2030年の承認申請を目指します。
恵俊彰:
実用化という意味ではまだ6年ぐらいかかるんですか。
奈良県立医科大学医学部 酒井宏水教授:
2021年に北大で100mLまでの人への投与試験は済ませております。
来年度から奈良医大で400mLまでを投与してそれが安全かどうかという試験があり、健康な16人に投与して確認をすることになっています。
その後うまくいけば、患者さんに投与して有効性・安全性を見るという試験が待っております。
そうしますと最短でもあと6年、7年ぐらいはかかるんじゃないかと考えています。
恵俊彰:
一刻も早くとは思いながらも、安全性の確認は不可欠ですからね。
(ひるおび 2024年7月8日放送より)
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<プロフィール>
酒井宏水氏
奈良県立医科大学医学部教授
人工赤血球の製造 実用化を目指す