7月6日、夏の高校野球熊本大会が開幕しました。
今、変化を見せつつある高校野球界。部のルールを変え、最新技術を導入したチームを取材しました。

大津高校 三池大和 主将(3年)「大きな目標はベスト4です」
こう意気込みを語るのは、去年、部員14人でベスト8進出を果たした大津高校。中学時代に目立った成績を残した選手がいない中での快進撃でした。
その理由を探るべく、まずはブルペンへ。エースの奥田倖己(おくだ こうき)選手が投球フォームをタブレットで撮影し、1球ごとに確認していました。

これが最先端かと思いきや?
大津高校 奥田倖己投手(2年)「“マキュー”持って来ようぜ」
マネージャー「“マキュー”持ってきてだって」
「マキュー」と呼ばれたボールを投げると…タブレット端末に球速が表示されました。

マネージャー「132㎞!」
奥田投手(ガッツポーズ)
『 MA‐Q(マキュー)』は、センサーを内蔵した「野球ボール回転解析システム」。球速をはじめ、投げた球の回転数や回転軸などを計測できます。

奥田投手「ボール全体のクオリティは上がったと思います。リリースの時、最初は横に力が伝わっていて、スローで見て自分の中で試行錯誤して、ちゃんとまっすぐ伝えられるようになりました」

こうして奥田選手は、1年で平均球速を6キロ上げることができました。