■色にも理由が
色が違うのも、識別性を高めるため。パッと見て黄色っぽい1万円、赤っぽい5千円、青っぽい千円の区別はつきますよね。
さらにお札が、はっきりしない、やや淡い色合いなのにも理由が。これはあえて淡い表現の難しい色にすることで、コピーしづらくしているのだそうです。
■ホログラムとすかしの位置
今回お札に世界初導入された3Dホログラム。この位置と大きさが違うのも、識別性を高めるためだそうです。またすかしの位置と形の違いも同様の理由とのこと。
という具合に、パッと見たときに区別がつくような工夫がいくつもされているのです。
こうしてじっくり見てみると、新紙幣3種類の中で一番見分けがし易いように違いが協調されているのが、一万円と千円であることが分かります。間違えて使ってしまったら、ショックは10倍ですからね・・・。
色も違えば数字にも違いを持たせているのは、世界中の誰もが間違えることなく、安心して使えるようにするためだったのです。