運転手の名札を変更ました…
仙台市交通局総務課 佐藤裕大課長:
「これまではフルネームの漢字表記となっていた名札について、ひらがなの苗字のみの名札に改めた」

これまで、名札には職員のフルネームを漢字とローマ字で表記していましたが、7月からは、職員の名字のみをひらがなとローマ字での表記に変えました。

対象はバス運転手や地下鉄運転士など、交通局で働く全ての職員およそ1000人です。
仙台市交通局総務課 佐藤裕大課長:
「職員が働くにあたって不安があるという声が届いていたので、それを受けて今回の見直しを行った」

これまでに、バスの運転手が名前と運転に対する苦情をSNS上に公開されたり、地下鉄の駅務員が名札の写真を撮られたりするケースがあったということで、交通局は職員が安心して働ける環境づくりを進めたいとしています。

厚労省が去年行った実態調査では、3割近くの企業が「過去3年間に従業員からカスハラの相談を受けていた」と回答。交通局の名札の切り替えは順次、行われ、全員が完了するのは、10月中旬の見込みです。