
先週、事件現場の橋で、こうした動きもありました。警察の実況見分です。
人の大きさくらいの人形を向きを変えて、5回ほど橋から落としました。橋の上にはマイクのついた機械。落ちたときの音を測定しているようです。
そのため現場では、周辺のカメラマンに、スマートフォンをマナーモードにするように呼びかけるほどの徹底ぶりでした。
《元検事 中村浩士弁護士》
・内田容疑者と19歳の女が、橋の下から落ちる音を聞いていたはずなのに、救命措置を取らずに、その場から立ち去ったということを“殺意の立証”として使うのか…。
・あるいは、被害者を助けることができたのに救命しなかったことを、殺人よりも軽い罪として「保護責任者遺棄致死罪」も視野に入れているのかもしれない。
殺人容疑で逮捕された19歳の女は“成人”ですが【特定少年】という扱いになります。【特定少年】であることは、今後の処分にどう影響していくのでしょうか?

《元検事 中村浩士弁護士》
・【特定少年】とされる18歳、19歳については、少年事件では“成人”と扱われない。
・これは民法の規定と違う点だが、18歳、19歳は一定程度、重く処遇されます。
具体的には、拘留期間終われば、19歳の女は、家庭裁判所に送致されます。
ただし、殺人や保護責任者遺棄致死罪という重い罪に問われるとなれば、.検察に“逆送”されて起訴されることになる。
その場合は“成人”と同じ手続きで、刑事裁判に乗せるということになる。
殺人容疑の2人の拘留期間は7月3日までです。事件は全容解明へ動き出すのか、大きな注目が寄せられています。