旧統一教会と政治の問題。4年前、ブラジルで行われた旧統一教会関連団体のイベントに国会議員4人が出席していたことがわかりました。そのうち1人は旅費について、「一部出してもらったかもしれない」と話しています。

■岸田総理の夏休み ゴルフと読書で束の間の休息

夏休み中の岸田総理。8月16日には総理就任後はじめて家族とゴルフを楽しみました。和やかな雰囲気で束の間の休息です。

記者
「総理、夏休みいかがお過ごしでしょうか?」

岸田総理
「久しぶりにゴルフをやらせていただいて、リフレッシュさせてもらっています」

今週いっぱい予定されている夏休み。ゴルフの他にも、“読書にいそしむ”ということで岸田総理は都内の大型書店で10冊ほどの本を購入しました。


「歴史に残る外交三賢人」「フランクリン・ローズヴェルト」「同志少女よ敵を撃て」「サピエンス全史」。さらに「『家飲み』で身につける語れるワイン」という趣味の本も。

■岸田改造内閣の“政務三役”31人が教団と接点も…「調査行う必要ない」

そんな中、16日にも岸田内閣と旧統一教会との接点が明らかになりました。

星野剛士 内閣府副大臣
「過去にメッセージを送ったり、選挙時に電話かけを手伝ってもらったこともあるが、経緯や理由については不明です」

木村次郎 防衛政務官
「WFWP(世界平和女性連合)のパーティーに出席し、会費1万5000円を拠出している事実がございました」

和田義明内閣府副大臣も、教団の関連団体である「世界平和女性連合」のパーティーに複数回、祝電を送っていました。



和田義明内閣府副大臣
「女性の会合である、チャリティーである、しかも国際貢献であるというふうな文言がありますし、アルファベットだけ見ると国連の関係機関なのかなという誤解もあったようだ」

和田氏は16日、事務所のチェック体制が不十分だったと釈明しました。



記者
「知らなかったということはないのではないかとの専門家の指摘もあるが」

和田内閣府・副大臣
「具合の悪いところとお付き合いしないという自覚は持って仕事はしています。まさかそういうところだとは、しかも親しい支援者からそういった案内がくるとは思わなかったところは正直ありますし」

これで、岸田改造内閣の大臣・副大臣・政務官の“政務三役”の31人が教団側と何らかの接点があったことになります。

岸田総理は接点について「自己点検」を求めていますが、野党議員が「政府として調査すべき」とただすと、政府は15日、「個人の政治活動に関するものでありご指摘のような調査を行う必要はないと考えている」との答弁書を閣議決定しました