左:検察、右:弁護人

 このあと、検察と弁護人、どちらも瑠奈被告と修被告の公判も見すえて、いびつな親娘関係、瑠奈容疑者が男性を殺害した動機などについて、下記のように指摘しました。

バンド活動などにも熱心だった修被告

 そして、弁護人は、事件前の約3年間、家庭内で“狂乱”する瑠奈被告の様子などを修被告が録音した音声データも証拠として提出する方針です。

 関係者によりますと、その音声データには事件の約5か月前、修被告が「なるべく早めに診てもらえる(精神科の)病院に予約を入れます」と話しているのに対し、瑠奈被告が「囚人みたいに独房に突っ込めば、お払い箱になって、楽になると思っているでしょ」などと応じる様子。

田村瑠奈被告

 さらに、瑠奈被告が「私の首を絞めることが責任だ」と言ったのに対し、修被告が「私は誰も殺しません。私にはできません」と返すやりとりなどもあったということです。