裁判員裁判となる瑠奈被告と修被告の公判の見通しが立たないまま、6月4日に札幌地裁で開かれた浩子被告の初公判で、浩子被告は「頭部の損壊を知ったのは、家に持ち込まれた後で、知った時には、すでに浴室にありました。あまりに異常なことだったので、娘に対して何も言えず、とがめることもできず、認めることもできず、何も言えませんでした」と死体遺棄ほう助の起訴内容を否認。
さらに、ビデオ撮影についても「具体的に何を撮影するのか、知らされていませんでした。とても耐えられなくて、助けを求める気持ちで夫に撮影を依頼。犯罪を手伝う意思は全くなく、損壊を手助けするつもりも全くなかった」と、涙ながらに死体損壊ほう助の起訴内容も否認しました。

弁護人も、浩子被告は被害男性の頭部を瑠奈被告が自宅浴室に置き続けたことを認識していたが、容認するような発言も一切しておらず、犯罪は成立しない。
また、ビデオ撮影しながら頭部を損壊する計画についても聞いておらず、抽象的に撮影を修被告に依頼しただけで、修被告も頭部に触れず、黙って撮影していたとして、無罪を主張しました。