山陽新幹線・岡山～博多間開業までの５年間（1970～1975年）の動き　トンネル掘削・レール敷設・試験走行から “一番列車” 出発式まで　初代「ドクターイエロー」や「新幹線911形ディーゼル機関車」などの走行シーンも　当時のニュース映像から【広島あのとき】

実際の営業車で試運転　福山駅は国内初の「二重高架式」に

1979（昭和49）年9月20日放送　営業車で試運転　広島～福山間
そして、開業後に実際に使われる営業車両を使って広島と福山の間を試運転するニュースも増えていきます。広島駅を出発した新幹線は比較的ゆっくりとした速度で走りながら福山へと向かっていました。

1975（昭和50）年2月25日放送 /「福山駅」完成式
開業まで1か月を切った2月25日。福山駅で行われた完成式典の様子です。新幹線の開業に合わせて福山駅は、在来線ホームが2階に、新幹線のホームが3階となり、当時としては全国初の「二重高架式」の駅となりました。駅前には今では福山市民におなじみとなっている「釣り人の像」も、この新幹線開業にあわせて建てられたものでした。