様々なアイテムが小型化していることも要因の一つ
宮崎県警察本部によると、去年、県内の落とし物は14万4000件余りに上った。
過去最多を記録した2019年に迫る数字だ。

落とし物のうち最も多いのは「現金」で、次いで、クレジットや保険証などのカード類、そしてタオルやハンカチなどの生活用品が続く。
(宮崎北警察署会計課 河野真一郎課長)
「ご覧の通り、傘とかですね、例えば、バッグ類とか届いております」


ここは、県内の落とし物のうち、およそ4割を管理している宮崎北警察署の倉庫だ。
大量の傘に、布団。なかには、魚が入っていたという発泡スチロールや消火器などの落とし物がずらりと並べられている。

落とし物の数が増えている背景にあるのがコロナ禍だ。
(宮崎県警察本部会計課 江藤之重管理官)
「新型コロナ対策の行動制限が解除されて人の動きが活発になったこと、最近では小型化した商品の普及により携帯するものが増えて、そういったことも一つの(落とし物が)増えてる要因でないかと思っております」


また、ワイヤレスイヤホンや折り畳み傘など持ち運びしやすいよう様々なアイテムが小型化していることも要因の一つだという。