入社面接でのスタンス

こうした信念から、入社面接についても独自のスタンスで、企業側が自分たちの価値観や働き方を明確に伝えることを大事にしているという。

「私たちはこんな価値観を持っている、こんな働き方をしていると正直に伝える。そうすることで、共感してくれる人だけが残る。逆に、隠して良い人材を集めようとするのは相性チェックができていない」

緒方さんは、会社は選ぶ立場ではなく選ばれる立場、という考えを基本としていて、面接はベストな恋人を見つけるのと似ていると語る。

「この質問してクリティカルに答えてくれたら採用、ということはなく、私はこういう付き合い方がしたい、こういう相手がいい私はこういうことが提供できる、私ってこんな価値観なんだということを伝え合って、それで強く共感し合えたら付き合っていいかなって向こうが来るんだと思ってます」