■仙台村、歴史の証人・丹野さんの願い・・・

この時の丹野さんを、長男の満倉さんが振り返ります。

丹野さんの長男 丹野満倉さん:
「本人も悟ったみたいで、もう行かなきゃ後はいけないと。十分全うしたのではないか」


延命治療は希望せず、最後は病室で、静かに息を引き取ったと言います。


2014年当時の丹野茂夫さん:
「血と汗流した開拓団員、作物つくって内地に送って、そういう時代があったことは忘れてほしくない」


戦争と国策に翻弄されながらも強く生き抜いた88年の生涯でした。