日傘修理が急増 一方で“背負える日傘”「これ本当に欲しかった」

手軽に暑さをしのぐことができる日傘。一方でこんな悩みも…

壊れちゃうので、長持ちするやつがいい」
「風が強い日と雨の日で壊れちゃって買い換えました。10本ぐらいは買って交換してるかも」

ミスターミニット 傘修理 責任者
「コンパクトで軽量化するために骨が複雑になったり、それによって壊れる確率が増えている」

靴やカバンの修理などを手がける「MISTER MINIT」。新たに傘修理専門の部署を立ち上げました。

ミスターミニット 広報担当 長嶺素義さん
「お客様の(傘修理の)問い合わせが年々増えた。ニーズの高まりの背景としては、日傘が大きいと思っています。今まで女性が持っているイメージでしたけど、男性も増えてきた」

使う人が増えれば、ニーズも増える。駅ナカなどの店舗は面積が小さく、傘を広げるスペースがないことも多いため、1か所に集めて修理することにしたといいます。

ミスターミニット 広報担当 長嶺さん
「予想よりは入荷が多いです。捨てる一択ではなくて、直すという選択肢を入れていただけるといいなと思います」

少し変わった日傘も登場しています。

サンコー 﨏晋介 広報部長
「リュックサックのように、ベルトが2個ありますので、このベルトを肩に掛けます。ハンズフリーで日傘になる“背負える日傘”になります」

中国の企業が製造したものに改良を加えて輸入した「ハンズフリー背負える日傘」(税込1万2800円)は6月から販売を開始したといいます。

サンコー 﨏 広報部長
「結構軽い。1キロを切っています。個人で農作業をやられる方や、仕事で屋外で作業する方から『本当に、これが欲しかった』という声はいただいています」

日傘などの備えは進む一方、やはり懸念されるのが熱中症です。熊谷市にある埼玉慈恵病院には24日午後、女性2人(20・40代)が熱中症の疑いで搬送されました。

対応した医師は、この時期の“梅雨型熱中症”に注意が必要だといいます。

埼玉慈恵病院 藤永剛医師
“梅雨型熱中症”の場合は、炎天下でものすごい高温度ではなくても、湿度が高ければ同じように熱中症を起こしてしまう。この時期特有の湿度があるために汗が乾きにくくて、体の中に熱がこもりやすくなってしまう」

「(防ぐには)やっぱり暑さに慣れる。それこそ梅雨時、雨が降っていたら、お家の中でスクワット、筋トレをしてもいい。とにかく自分で自発的に意識をして汗をかくことが必要になります」