81歳のバイデン大統領と78歳のトランプ前大統領の対決で高齢不安が指摘されるアメリカの大統領選。トランプ氏がバイデン氏にしきりに求めているのが、認知能力検査です。一体、どんな検査なのでしょうか。

言い間違いに“フリーズ”も… 高齢不安が指摘されるアメリカ大統領選

6月、78歳の誕生日を迎えたトランプ前大統領。日本時間の28日(金)に行われる大統領選の討論会を前に、3つ年上のバイデン氏を挑発しました。

共和党 トランプ前大統領
「討論の直前に、バイデンの側近は彼の尻に注射を打つだろう。それで興奮させて、バイデンが登場するんだ」

81歳と、アメリカの大統領としては史上最高齢のバイデン氏。フランスのマクロン大統領をドイツのミッテラン大統領と言い間違えたり、ホワイトハウスで行われたイベントの際には、イベントの参加者らが音楽に合わせて体を動かす中、1人硬直したように見える場面があるなど、高齢不安が垣間見えます。

ただ、トランプ氏も時々名前の取り違えや言い間違いが見られ、世論調査では、大統領として必要な認知能力を備えていないと思うと答えた有権者が、バイデン氏は65%トランプ氏も50%にのぼりました。

それでもトランプ氏は、過去に認知能力検査を受けたとして、このようにアピールしています。

トランプ前大統領
バイデンは認知能力検査を受けるべきだ。私は満点だったよ」